結婚からだいぶ日が経ちましたが、ようやく休みが取れましてちょっと寒くなっちゃいましたが、旅行に行ってきました(仕事忙しいのはカミさんの方です(^^;)。
行き先はカミさんの強い希望でパリ&ローマ。
私の方はと言うと場所よりもバンジージャンプしたい!だの、スカイダイビングしたい!だの申告しておりましたが、怖いから一人でやってね!という感じで軽くスルーされまして、別にほかに欲求は無いのでパリローマを承諾。
とは言っても教科でいうところの「社会」がとことん駄目な私は当初パリとローマがどこの国にあるのかも解らず(^^;
(日本でも、隣の県しか覚えてないぐらい地理が駄目杉)
コロッセオだったら知ってるから見に行こう!てなレベル。
当然、海外旅行も初めてなので、空港からガイドが付きっきりのツアーを選択。
(こういうのガイド無しでガンガン行ってる人って凄いですよね。)
旅行の日記をざっくりとですが書いてみます。
■初日
成田空港から飛行機に乗ってローマへ直行。
飛行機には約11時間だったかな?エコノミークラスはとにかく狭かったです。
あと、JALの飛行機にもいろいろバージョンがあるようでして、映画が好き勝手見られると思いきや、地上波のように機内で複数チャンネルで番組を垂れ流しており、ちょうど良い時間から見ないと映画を最初から見られない、なんて事になっておりました。
トランスフォーマーを見ていましたが、これは映画館で大スクリーンで見たかったorz
結局ほとんど眠れず、起きっぱなしでローマへ着きました。
そこから観光バスでホテルへ行き、その日は終了。
(いやはや、一週間予定あっても、2日間以上はこういう移動時間だったりするので勿体ないですよね)
ツアー客はたぶん新婚さんばかりで、合計40人ぐらいだったかな?
泊まったホテルは至って普通。
日本と違うのはみんなで同じタイミングでシャワーを使うとお湯が出にくくなるぐらい。
あと、ヨーロッパはチップ制度でして、部屋に1ユーロぐらい置いておいてボーイさんにチップをあげるってのも。
■二日目
ホテル→(バス)→(高速船)→カプリ島
「青の洞窟」という洞窟に行けると言うことで今回のツアーを選んだと言っても過言ではなかった(らしい)のですが、天候が悪く、波が高くて中止に(´・ω・`)ショボーン
代わりにカプリ島の頂上の方まで行きましたが、とにかく寒かったorz
帰りの船は、とにかく揺れまくって、先頭の方に座っていたわけなんですが、周りにいた数々のご年輩(こちらも日本人の別ツアー客かと思われます)が、無惨にも散っていき(下呂)、辺りは地獄と化しました。
観光初日にして、目的地に行けなかったどころか地獄を目にしたこの旅行は、とにかく過酷だ!と思いましたね。あと、なんで高い金払ってこんな目にあわにゃならんのだ、とか(笑。
「ツアー」のデメリットをいきなり味わうことになりました(天気悪いから明日にしよう、とか、寒いから山頂行くの止めようとか、この料理まずそうだから他のにしよう・・・だとかは無理で、とにかく半強制的。予約の問題だと思いますが)。
■三日目
観光バスにてローマ市内観光。
サンピエトロ寺院、真実の口、トレビの泉、コロッセオなど。
昨日はアレだったけど、三日目にしてようやく観光してるぽい!!!
真実の口は嘘発見器として有名ですが(?)もともとはマンホールの蓋だとか(^^;
真実の口やコロッセオは、写真で見るといろいろと壮大な想像をしがちですが(?)見てみるとあっけないです。
こんなもんか、ってな感じです(^^;
さて、ここまで普通に観光を楽しんでいるかのような日記ですが、実は数々の障害が立ちはだかっております。
観光バス内でもガイドさんがいろいろ教えてくれまして、観光地にはスリが多いらしいです。バッグは常に体の前に持って、取り出し口は手で軽く押さえていないといけません。財布の出し入れも最小限にし、スリなどに目を付けられないようにしないといけません。日本人はお金も持っていますし、平和ぼけしているせいで狙われやすいそうです。
まぁこれぐらいでしたら注意するだけですので何とも無いのですが、私の場合はもう少し面倒な問題がありまして、半引きこもりの原因ともなっているわけなのですが、人よりも神経質な面があり、なにか心配事があるとすぐに腹が痛くなったり、トイレが近くなったりします(食欲もなくなります)。
(実際、先日のPerfumeライブに行くのにだって、途中でお腹の調子が悪くなっています(^^;)
そして、集団移動中にお腹が痛くなったりしてトイレに行きたくなったらどうしよう!とか考えてまた腹が痛くなるという見事な悪循環に陥るのです。
バスの中では水を(なるべく)飲むな!トイレは行けるときに行け!がモットーです!!
でも、イタリアやフランスでトイレがどこにあるとか解らないし、有料・チップ制のトイレも多く存在するとのことで日本よりもひどいバッドスパイラルに陥ります!私にしてみれば旅行は楽しむ物では決してなく、常に体との戦いなんです。
ホント、こんな体で海外旅行なんていくべきじゃないんです(;_;
(出発前にはCMで有名な「ストッパ下痢止め」なども準備していました。)
さて、そんなボロボロの体でスペイン広場へ到着(その日はそれから自由時間)。
おっさん「ナカムラーシュンスケ?」
おっさん「ワタシ、ニホン、ダイスキ」
お、日本でも中村俊輔に似てるってよくいわれるので、ここでもそう見られるんだなー、グローバルだなーとか思ってニヤけていると、
おっさん「コレ、サービスデス」
と、ミサンガを付けられそうになるわたくし。
ってこれさっきガイドの人が言ってたぼったくり商法じゃん!!
(あとですんごい料金を請求されるらしいですよ)
たかぼ「ノーノーノーノォオオオオオ!!!」
と言って逃げる逃げる、気を抜いているとすぐ付け込んでくるから恐ろしいぜー。
・・・いかん、お腹痛くなってきた(たぶん不安がピーク)。
ストッパ下痢止め飲んでも効かず(下痢じゃ無いので無理もない)。
スペイン広場?ローマの休日?ジェラート?ブランドショップ?
そんなのどうでもいいからトイレどこすか((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
・・・幸い、宣伝に来ていた日本人経営のお店に駆け込み、トイレを貸してもらい、スペイン広場で伝説を作らずに済みました。
帰りもやっぱりぼったくり商人に声を掛けられ(今度はナカタだったけどw)、完全無視で徒歩でホテルへ向かいました(タクシーもぼったくられそうで怖い)。
ここまでくると、新婚旅行という華やかな想像は崩れ去り、新婚旅行?海外旅行?そんなの旅行会社が利益確保のために広めた幻想じゃないの?別に旅行なんていかなくてもいいんじゃないの??とか考え出す始末w
もはや病気ですな。
■四日目
ホテル→(バス)→(飛行機)→パリ
凱旋門、エッフェル塔(下車観光)、アンヴァリッド、コンコルド広場、ノートルダム寺院、パリ市庁舎、モンマントルの丘(下車観光)などをバスで観光。
観光といっても、観光バスでぐるぐる回るだけであっという間なんですが(笑
じっくりみたい人はまた自由時間の時に行ってね!という感じです。
観光バスにてパリのホテルに向かいます。
車が非常に多いのですが、話によるとパリはストライキまっただ中だそうな。
地下鉄がほとんど止まっており、パリ市民は徒歩か車で移動しているため、渋滞しまくり、予定押しまくり。
二時間遅れぐらいでようやくパリでのホテルに到着。
今度の部屋はなにやら改装したてらしく、ペンキくさい。
おまけにゴミ箱が無い。
ありえん(´・ω・`)ショボーン
とにかく渋滞でバスが遅れてお腹が空きまくっていたので、外出してご飯を食べることに(勝手に食べないといけない)。
ホテルを出て一番最初に見つけたレストラン・・・えーと、寿司やさん?(^^;
イタリアではなかなか口に合う料理が食べられず、米が食べたくてしょうがなかったのでここに決定。
なにもフランスまで行って和食たべんでも・・・というツッコミが来そうですが、そんなの気にしません。言葉も通じない所で何がでてくるか解らんレストランへ入って意味不明なメニューを見て変なものを注文してよくわからんものを食べるよりも安全策を選んだのです。
店に入るとアジア系の店員さん(日本人じゃない人)がキッコーマンのはっぴを着ていました(^^;なかなか混んでおりまして、自分の国の料理がフランスでも十分受け入れられている事に驚き。
適当な寿司を頼んで食べていましたが隣にいたお客さん(たぶんフランス人)が、私が醤油(キッコーマンw)にワサビを溶かしているのを不思議そうに見ておりました^^;話しかけられたりもしましたが、何言ってるのか解るわけもなく笑ってごまかしてました(笑)
その隣人は箸にも挑戦していましたが、そのうちポロっと床に落としてました。
日本人だから気にしませんが、箸って慣れると最高ですが結構難しいですよね。
そういえば、旅行中、別のレストランでフォークの裏にご飯乗せ食べる人がツアー参加者の中にもいましたが、あれ間違いらしいですね。
どう考えても表にしてすくう方が食べやすいです。
箸でもフォークでも使いやすい道具を使って美味しく食べるのが一番なんじゃないかとよく思います。
寿司自体はちょっと酢がきつめでしたらが、予想よりも美味しかったです。ワサビがあんまり美味しくなかったです。みそ汁は見事にみそ汁でした(笑)
さすがフランスだけあって、変な日本の誤解も無くてよかったです。
■五日目
ベルサイユ宮殿観光。
なんか白い幕が掛かってる(´・ω・`)ショボーン
建物の中に入ってゴージャスっぷりを堪能。
旅行出発前にマリー・アントワネットのドキュメントDVDを見て軽く予備知識を付けていった甲斐があってか、なかなか楽しめました。
午後は自由行動でしたので、ルーブル美術館に行ってみました。
世界最大の美術館で、モナ・リザやミロのヴィーナスなどを見て回りました。
他にも有名な作品がゴロゴロしてるみたいですが、その辺の知識にはうとくてよくわかりません。豚に真珠ですな。
■六日目
観光バスに約4時間乗り、モンサンミッシェルへ。
ルパンは大変な物を盗んでいきました・・・てな奴のモデルになったとかならなかったとか言われている建物ですね。
写真をごらんの通り、天気が悪く、雨が降っていました(^^;
そのせいあってか、中は空いていました。
ちなみに晴れた日は初詣並に混むそうです。トイレ事情を考えたら私は空いていた方がうれしいに決まっているのですが、ここを楽しみにしていた参加者は残念そうでした(^^;
曇りだろうと晴れだろうと、この建物が持つ数々の姿のうちの1つが見られたんですから喜ぶべきだと思うのですが、やっぱり晴れてる方が良いですよね。
お昼ご飯はこの近くのレストランでオムレツを食べました。
レストランではイタリアでもフランスでも先に飲み物を注文するわけですが、このレストランではその飲み物を紙にて注文します。紙に飲み物一覧が書いてありますので、頼みたい飲み物の横に線を引くわけです。ワインも何も飲めないのでいつも通り水を頼むわけですが(ちなみに水も5ユーロします、1ユーロは160円ぐらいですから高いですよね~)、他の人の注文した飲み物が全部来ても、私の所には来ません。日本でもときどきあるんですが、そのうち来るかなーと思って待っていましたが、カミさんがしびれを切らして(?)文句を言いに行きました。
しばらくして(料理もデザートへ突入しようかというところで)男の店員さんが1リットルの水をボトルで持ってきました。
私が頼んだのは0.5リットル5ユーロの水なのですが、話を雰囲気で翻訳すると・・・
男性店員「おそくなってごめんねー」
男性店員「おわびに0.5リットル分サービスするからね」
たかぼ(ちょwwあとデザートだけなのに1リットルも要らないんすけどww)
たかぼ(長時間バスに乗るんだからこんなに水飲んだら駄目だろwww)
たかぼ(ありがた迷惑だろw)
たかぼ(どうせならもとの0.5リットルを無料でくれよwwwwww)
そしてデザートを食べ終わってしばらくすると、女性店員が飲み物のお代を回収するためにテーブルに来まして、二本(水とカミさんの飲み物)を合わせて10ユーロを支払おうとすると、
女性店員「この水は1リットルだから10ユーロ、合計15ユーロよ」
たかぼ「こっちは店員のミスなんだからこれでいいんだよ」
(って言ったつもりだけどたぶん伝わってない)
女性店員「だからこっちは1リットルだから10ユーロっていってんだよボーイ」
(一部勝手な過剰表現が含まれています)
たかぼ(ちょwwお姉さんまじで怖いんすけどww)
このとき、カミさんは御手洗いに行っており、ひとりであたふたしていると・・・
隣にいた兄さん「これはサービスだよ!」
女性店員「○○○!」
(さっきの男性店員を叫んで確認してるぽい)
お、なにやら「ミス」は駄目でも「サービス」は通じたっぽい!
兄さんぐっじょぶ!!(兄さんにお礼言っておきました)
てか、ここの店員失礼すぎだろ(´・ω・`)ショボーン
この店忘れないぜ、えーと「HOTEL RELAIS SAINT MICHEL」ね。
そんなこともありつつまた4時間掛けてパリへ帰ります。
晩ご飯はツアーに含まれており、レストランにてムール貝のワイン蒸し料理を食べました。
パリでムール貝と言うとおしゃれに聞こえますが、これですからね。
鍋 一 杯
もうね、みんな内職してるみたいにひたすら食べてましたよ。
私は途中でギブアップして、隣の兄さんにあげましたけど(笑)
てか、デザート頼んだのと違うの来るし(笑)
フランス人いい加減にしろよ(笑)
■七日目
14:30まで自由時間という事で、エッフェル塔、凱旋門に行ってみることにしました。
ストライキ中ではありますが、何本かは動いている(逆に全然動いていないのもあります)とのことで地下鉄に行ってみると、今は乗車券要らないみたいです。フリーパス状態です(^^;電車も普通に乗れましてラッキーでした(混んでましたけど)。
間近で見たエッフェル塔。東京タワーよりも小さいんだとか。
展望台からの眺め。どんよりしてますな。
エッフェル塔から歩いてエトワール凱旋門へ。
一人8ユーロ払って284段の階段を上り、屋上へ。
おーシャンゼリゼ~♪がヘビーローテーションしています。
また地下鉄を使ってホテルへ向かいましたが、少し時間があったため、そこらのレストランに入って食事をとることにしました。
・・・なんて書くと何気なく自然に入ったかのように見えますが、実際はそんなわけがなく、たまたま店の前に日本語でかかれたメニューが貼ってあったのを見て、これなら注文できそうだということで決めました。
最終日にして念願の(?)エスカルゴも食べられました。
カルボナーラは、日本のカルボナーラと近い感じでとても美味しかったです。
実はイタリアでもカルボナーラを食べたのですが、チーズの味が濃すぎたのか、どうも口に合わなかったんです。フランスでも口に合わなかったらどうしよう・・・なんて不安でしたが、良い意味で裏切られました。
お勘定も難なくこなし、半日だけでしたが、行きたい所にも行けてすごく充実感がありました。
ようやく海外旅行も慣れてきたかな??と思った所で旅行終了~。
また11時間かけて日本へ帰ります。
■日本到着後・・・
帰宅前に行きつけの和食屋さんで刺身定食を注文。
暖かい緑茶、みそ汁、刺身、わさび、ふかふかのご飯・・・
うますぎる(;_;
日本にはパリのような華やかさやローマのような遺産はあまり無いけれど、私は大好きです。日本に生まれて良かった(笑)
・・・とまぁ私の方は神経質なせいで非常に苦労が多かったですが、カミさんの方はだいぶ楽しんでいたみたいで、まだ帰りたくないーてな感じでした(それが普通なんでしょうけど)。私はこりごりですけどね(笑)
今日は一日お休みをもらい、明日から仕事に復帰しますが、まだ体内時計が8時間ずれています。明日大丈夫だろうか・・・。