Ver.2.0.0が本日からAppStoreにて公開中です!
2013年の後半からせこせこと準備していたEDGE touch 2.0.0をいよいよリリースすることができました。
前回の1.06から約3年半ぶりのアップデートになりますが、大変おまたせいたしました。
EDGE touch 2.0.0の特徴を簡単にご説明いたします。
最新デバイスに対応
1.06ではiPhone 4で登場したRetinaディスプレイに正式に対応しておらず、アイコン等が微妙にぼやけていましたが、2.0.0では3.5インチRetinaディスプレイに加え、iPhone5から採用された4インチRetinaディスプレイに正式に対応しています。
また、iOS 7に最適化し、デザインやUIを全体的に見直しました。
更には、iPhone 5sで登場した64ビットCPUに対応させ、32/64ビットどちらの環境でも快適に動作するようにいたしました。
共有機能を強化
2.0.0ではメール添付、カメラロール(フォトライブラリ)への書き出し、PC連携機能に加え、Twitter/Facebookへの投稿、iTunesとの画像/パレットファイルの送受信などが可能になりました。
※現時点でTwitter/FacebookはPNGやアニメGIF形式をサポートしていないため、JPGへ変換されて表示されます。回避方法は今後模索していく予定です。
「画像を保存」が「カメラロール(フォトライブラリ)への書き出し」になります。
なお、1.06ではJPG形式でカメラロール(フォトライブラリ)へ出力されていましたが、2.0.0からはPNGやGIFと言った劣化しない形式のままの書き出しが可能になりました。
(ただし表示するアプリ(公式の写真アプリ含む)によっては、拡大表示時にぼやけて見えることがあります。オリジナル画像がぼやけているわけではありません。)
パレットファイルもiTunes経由でやりとりできるようになっています。
スクロール時に迷子にならないように
スクロール時に大体の位置をナビゲーションする機能を実装いたしました。
大きなドット絵のどの辺りを編集しているか、今までよりも少しは判りやすくなっています。
アニメーション向けの機能を強化
レイヤーバーに改良を加え、「+」ボタン長押しでレイヤーの複製ができるようになりました。
また、ご要望にお応えし、レイヤーバーを長押し→スワイプした場合は、カレントレイヤーを連続して変えられるようにし、レイヤーバーが勝手に閉じないようにいたしました。
アニメ製作中、前後のフレームを編集画面で頻繁に切り替えて確認ができるようになったと思います。
なお、この仕様に合わせ、カレントレイヤーの変更はアンドゥ・リドゥ履歴に残らないようになりました。
写真のトレース機能を強化
1.06のトレース機能はオニオンスキン機能に統合されました。
2.0.0では写真を自由な倍率・姿勢かつ高解像度のまま下絵に配置することができるようになりました。
色の位置が移動可能に
パレット画面にて、1.06では2色の置換のみ可能でしたが、2.0.0では置換に加え、長押し→スワイプで色の移動が可能になりました。
画像の見た目は維持されます。
片手での操作を改善
1.06では拡大縮小やスクロール時にどうしても両手を使う必要がありましたが、2.0.0では片手でそれらが可能になりました。
等倍ビューをスワイプするとスクロールが可能です。
表示倍率はメニューのスライダーから変更できます。
終わりに
この3年の間、端末に限らず開発環境や開発言語も格段に進化しており、過去のプログラムソースを引き継ぐことが早い段階で困難となりました。
プログラムソースを全て書き換える必要があったのですが、本業や子育てが忙しく、重い腰をなかなか上げる事ができませんでした。
iOS 7登場という開発者にとってショッキングな出来事が背中を後押ししてくれた事もあってなんとか実現することができました。
家族にも多くの迷惑を掛けましたが、すでにTwitter等でアップデートを喜んでいらっしゃる方を見て、今はひとまずホッとしています。
まだまだiOSの進化は続きそうですし、今後もできる範囲でアップデートをしていきたいと思います(なんて言ってまた更新3年後なんだろー!!)。
長くなりましたが、新しくなったEDGE touch 2.0.0でドット絵ライフをこれまで以上にお楽しみください!