iPad専用アクションゲーム「スライムは投げる」

最近のエントリー

MFCでアプリを書いていると、スクロール処理が必要になってくる場合が多々あります。
CScrollViewで行ける場合は良いのですが、自前でやらないといけない場合には、OnHScrollとOnVScrollをインプリメントしてやらないといけません。

これが結構面倒だなーといつも思っていたので使い回せるようなイベントハンドラを作ってみました。

bool Scroll(CWnd* pWnd, int nBar, UINT nSBCode, UINT nPos, int nLine /*= 1*/)
{
	SCROLLINFO info = {sizeof(SCROLLINFO), SIF_ALL};
	if (!pWnd->GetScrollInfo(nBar, &info)) {
		return false;
	}
	int nNewPos = pWnd->GetScrollPos(nBar);
	int nOldPos = nNewPos;

	switch (nSBCode) {
	case SB_LEFT:
		nNewPos = info.nMin;
		break;
	case SB_ENDSCROLL:
		break;
	case SB_LINELEFT:
		nNewPos -= nLine;
		break;
	case SB_LINERIGHT:
		nNewPos += nLine;
		break;
	case SB_PAGELEFT:
		nNewPos -= info.nPage;
		break;
	case SB_PAGERIGHT:
		nNewPos += info.nPage;
		break;
	case SB_RIGHT:
		nNewPos = info.nMax;
		break;
	case SB_THUMBPOSITION:
		nNewPos = nPos;
		break;
	case SB_THUMBTRACK:
		nNewPos = nPos;
		break;
	}

	pWnd->SetScrollPos(nBar, nNewPos);
	return pWnd->GetScrollPos(nBar) != nOldPos;
}

スクロール位置に変更があったときにtrueを返しますので、これを見て画面更新などを行います。

こんな感じで使います。

void CHogeHogeWnd::OnHScroll(UINT nSBCode, UINT nPos, CScrollBar* pScrollBar)
{
	if (Scroll(this, SB_HORZ, nSBCode, nPos, 16)) {
		// ここで画面更新など
	}
}

void CHogeHogeWnd::OnVScroll(UINT nSBCode, UINT nPos, CScrollBar* pScrollBar)
{
	if (Scroll(this, SB_VERT, nSBCode, nPos, 16)) {
		// ここで画面更新など
	}
}

page移動量は若干の調整が必要かもしれませんね。

てか、CScrollWnd的なものを作ってテンプレートっぽくしておくのがベストなんだろうなぁ。

適当にウィザードでプロジェクトを作成したのち、「カスタマイズ」機能でツールバーやメニューコマンドをドラッグ&ドロップしようと思ったら、動かない!なんて事がありましたので原因を探ってみたところ、プロジェクト作成ウィザードでActiveXのチェックを外してしまっていたのが原因のようです。

中は見ていませんが、おそらくカスタマイズ時のドラッグ&ドロップ処理はOLEのドラッグ&ドロップなんでしょうね。
なので、
CXXXXApp::InitInstanceの適当な所で「AfxOleInit()」を呼べばカスタマイズ機能が正常に動くようになります。

GradientFill APIのラッパー関数を作ってみました。
と言っても縦のグラデしか対応させていませんが。

void FillGrad(CDC* pDC, CRect rc, COLORREF colBegin, COLORREF colEnd)
{
	TRIVERTEX av[2] = {
		rc.left, rc.top, GetRValue(colBegin) << 8, GetGValue(colBegin) << 8, GetBValue(colBegin) << 8, 0xff00,
		rc.right, rc.bottom, GetRValue(colEnd) << 8, GetGValue(colEnd) << 8, GetBValue(colEnd) << 8, 0xff00,
	};
	GRADIENT_RECT gr = {0, 1};
	GradientFill(pDC->GetSafeHdc(), av, 2, &gr, 1, GRADIENT_FILL_RECT_V);
}

GradientFill APIは古いOSでは動きませんのでご注意ください。

仕事で開発を行っていると、他の人がエクセルファイルでデータ資料を作り、プログラマがその情報をアプリに組み込む、なんて事がよくあります。
一度CSVに書き出してからプログラムでそれを読み、使いやすいデータ(XMLやCのソース)にコンバートして利用するのが定石かと思いますが、エクセルファイルを直接読めればCSVに書き出す手間が多少軽減されます。
(そもそもVBAでコンバート処理書いちゃうという人は尊敬されれば良いと思います)

Visual C++6.0ではよくそういう事をやっていたのですが、Visual Studio 2008 + MFCだとどうやるんだろう?と思いましてちょっとやってみました。

メニューからクラスの追加を実行します。
xls00

「TypeLibからのMFCクラス」を選びます。
xls01

エクセルのタイプライブラリを選び、使うインターフェースを追加して(今回は面倒なので全部追加)完了ボタンを押します。
xls02

ちょっと生成に時間が掛かりますが、ヘッダーファイルが生成されます。
ただ、何故か#import文が入っていて、コンパイル時にエラー(名前の競合)が出てしまうので一括置換でコメントアウトします。
xls03

VC6ではできなかった芸当ですね(ソリューション内一括置換)
xls04

あとはごりごりコードを書けばエクセルの操作ができます。

既存のファイルを開いて、最初のシートのA1のテキストを取得するにはこんな感じになるかと思います。
(Excel 2007使用)

#include "CApplication.h"
#include "CWorkbooks.h"
#include "CWorksheets.h"
#include "CWorkbook.h"
#include "CWorksheet.h"
#include "CRange.h"

void CHogeHogeDlg::OnBnClickedButton1()
	CApplication App;
	if (!App.CreateDispatch(_T("Excel.Application"))) {
		ASSERT(0);
		return;
	}
	App.put_Visible(TRUE);

	CWorkbooks Workbooks = App.get_Workbooks();

	// 既存のエクセルファイルを開く
	COleVariant varNull;
	varNull.ChangeType(VT_NULL);
	CWorkbook Workbook = Workbooks.Open(_T("c:\\hogehoge.xls"), varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull, varNull,varNull, varNull);

	CWorksheets Worksheets = Workbook.get_Worksheets();
	CWorksheet Worksheet = Worksheets.get_Item(COleVariant((long)1));

	CRange Cells = Worksheet.get_Cells();
	CRange Cell = Cells.get_Item(COleVariant((long)1), COleVariant((long)1)).pdispVal;
	CString str = Cell.get_Text().bstrVal;
}

CRange::DialogBoxとかいう関数でコンパイルエラーが出ますが関数名変えるなどして回避します。

当然ながら実行する環境にエクセルがインストールされている必要があります。
また、使用したタイプライブラリと実行時のエクセルのバージョンが違うと、うまく動かない事があるかもしれません。うろ覚えですが。上位互換はあるかも?

もしいろんな操作をやりたい場合、エクセルのマクロのヘルプが参考になると思います。若干関数名は違いますが、構造などはほぼ同じです。

すっかり紹介が遅れましたが、Ver.1.02が公開中です。
Ver.1.02ではメイン画面右端にミニカラーパレットが付きまして、色を手軽に切り替えられるようになりました。
Screenshot 2009.10.20 20.09.53

また、ミニカラーパレットの色をダブルタップすると、色の調節エリアが表示されまして、絵を見ながら色を調節する事ができるようになりました。
Screenshot 2009.10.20 20.10.02

ドットを打つ、色を変える、色を調節する、といった基本的な操作が効率よくできるようになったと思います。
カラーパレット操作の効率が上がったところで、ツール切り替えの効率ももう少し良くしたいなぁと思っているところなのですが、どうやって実現しようか悩み中です。
何か良いアイディアがありましたら教えていただけると助かりますm(_ _)m

さて、Ver.1.02において、ファイル名やレイヤ名に日本語を使うと文字化けを起こす不具合を見つけまして、先ほどこれを修正したVer.1.03を申請したところです。
ちょっと面白みのないアップデートで申し訳ないのですが、通知が来ましたら当ててみてください。
またもし他にも何か変な所がありましたら、wiki等へご報告していただけると助かります。

現在は、PCとデータを相互にやりとりできるようにしようと思いまして、EDGE touch Serverなるものをコツコツ作っております。
ets

せっかくなのでedg形式をそのまま放り込んだり、edg形式として取り出したりできるようにしようと思いまして、EDGE touch専用形式とEDGE1/EDGE2専用形式とのコンバータ部分を書いている所です(これがなかなか大変)。
(EDGE以外のエディタを使っている人向けにPNG形式ともやりとりできるようにするつもりです。)

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