EDGE2 Ver.1.16をリリースいたしました。

今回は比較的多くの修正が含まれています。
もし不具合など見つけられましたらお手数ですがwikiなどでご報告頂けますと幸いです。

ダウンロードはこちらからどうぞ。
https://takabosoft.com/edge2

高DPI対応について

昨今ノートPCを中心に高DPI環境が増えています。
EDGE2は96DPIベース(Windowsの設定でいうところの100%、小さいフォント環境等)での動作を前提として開発しており、高DPI環境下ではDPI仮想化と呼ばれるWindowsの機能によって「96dpiで描画されたEDGE2の画面が拡大表示される」状態でした。

DPI仮想化状態ではレイアウト等は崩れず互換性は保たれ、すべての機能が問題なく動作いたしますが、その代償としてメニュー文字や絵がぼやけ、ディスプレイの性能を100%使うことができませんでした。

ドット絵エディタというアプリケーションの性質を考慮すると、このDPI仮想化機能に頼らず、アプリケーション側で高DPIに対応するべきと考え、Ver.1.16にて対応を行いました。

なお、以下の方針で開発を行いました。

  • 各種レイアウトについては崩れないように調整します。
  • ツールバー・マウスカーソル画像につきましては、補間拡大などをすると結果的にぼやける印象が出てしまうため、一定のDPIごとに画像を用意し、近しいDPI用の画像を利用します。ただし画像切り替えだけではボタンサイズが小さくなってしまうため、アイコン画像にマージンを設け、ボタンが押しやすいように微調整します。
    ※現在は96dpi/192dpi用の2パターンのみ用意。それ以外のDPI対応は技術的には可能ですが、アイコンを用意する事が困難です。

  • レイヤーウィンドウ内の行の高さや列の幅、といった「ピクセル数を保存しているもの」に関しては、DPI設定に関係なくそのまま扱うこととします
    ただし場合によっては下限/上限値などがDPIによって調整されます。

64bit版リリースについて

今回からEDGE2の実行ファイルは64bit版となります。
もともとは32bitとして開発をしておりましたので、ソースコードとしても64bitで動作させるために多くの修正を行っております。
実行上はさほど大きな変化は無い想定ですが、結果として不具合が混入する可能性がございます。
こちらに関しましてはVer.1.15を「安定版」として配布を続けておりますので、もし問題が生じましたらお手数ですが安定版をご利用くださいませ。

また、Susie Plug-inに関しましては64bit向けの正式な仕様が無さそうでしたので、一旦未対応という形で今回リリースをしております。
(Windowsの仕組みとして64bitバイナリから32bitのプラグインは利用することができません。)
こちらに関しましては同時に32bit版の配布も行っておりますので、Susie Plug-inをご利用なさる方は32bit版のご利用をお願いいたします。

変更点一覧

  • 高DPIディスプレイへの対応を行いました。
  • 実行ファイルを64bitに対応いたしました(同時に開ける画像数の上限が増えますが、1ファイルで取り扱える各種上限値に変更はありません)。64bit版はSusie Plug-inやTWAIN機能が動作いたしません(32bit版をご利用ください)。
  • ベジェ曲線ツールで、次の制御点を決める際、右クリックで1手順戻すように仕様を変更いたしました。
    始点・終点が指定されていない状態での右クリックは今まで通りの挙動となります。
  • 自由曲線ツールのオプション[角の削除]をショートカットキーで切り替えられるようにしました。
    [編集]メニュー→[ツールオプション]→[角の削除]にショートカットキーを割り当ててお使いください。
  • [レイヤ毎に連番で書き出す]機能のオプションとしてファイル名の書式を3種類から選択できるようにしました。
    新たに[ファイル名_連番_レイヤ名]が利用できます。
  • アニメーションプレイヤで[コマ送り時にエディットウィンドウへ反映]をオンにし、キャプチャフレームアニメを利用している場合、今まではパーツ数が1の時のみ反映させていましたが、今回からパーツ数が「1以上の場合」に反映されるようにしました。ただし処理対象はあくまでNo.1のパーツとなります。
  • キャプチャグループアニメ機能のページ一括補正機能を実装いたしました。ページ番号を+1や-1といった相対値を指定してずらすことができます。
    [編集]メニュー内の[一括補正]から実行できます。
    グループペインがアクティブな状態で実行すると、選択されたグループに含まれるすべてのパーツが処理対象となります。
    パーツペインがアクティブな状態で実行すると、選択されたパーツが処理対象となります(ロックされたものは除外)。
  • キャプチャフレームおよびキャプチャグループフレームの[フレーム毎に連番で書き出す]機能にて、トリミング機能(書き出し領域指定)機能を実装いたしました。
  • [ページを1枚に並べて書き出す]を行う際、各ページのディレイ値などをXMLファイルとして出力する機能を実装いたしました。
    ファイルダイアログ内の[ページ情報をXMLで出力する]にチェックを入れてエクポートを行うと、エクスポートした画像ファイルと同じフォルダにXMLファイルが出力されます。
  • [グリッド&編集単位一括変更 設定]画面の左のリスト部分を右クリックする事で設定のコピー・ペーストが行えるようにしました。
  • グラデーション、二次元グラデーションの計算結果が期待値と異なる場合があるため、数式を見直しました。
  • カラーパレットの[色要素の交換]機能が正しく動作していない不具合を修正いたしました。
  • GIF書き出しの際、特定の色数以外(2のn乗以外の色数)ではエラーが発生して書き出せないため、自動的に黒色を追加して書き出せるように修正いたしました。
  • ベジェ曲線ツールの右ドラッグによるスタンプ機能が正常に動作しない不具合を修正いたしました。
  • ウィンドウツールバーを浮かせた状態でコンボボックスを切り替えた際に、ポジションウィンドウ等の内容が切り替わらない不具合を修正いたしました。
  • ウィンドウツールバーを浮かせた状態でコンボボックスをドロップダウンし、何も選ばないまま「次のウィンドウ」へボタンを押すとうまくウィンドウが切り替わらない不具合を修正しました。
  • [環境設定]画面で[グリッド]を表示中に[OK][キャンセル]ボタンが効かない不具合を修正いたしました。
  • [レイヤ毎に連番で書き出す]際に、レイヤー名が右下に描画された状態で書き出されてしまうことがある不具合を修正いたしました。
  • キャプチャグループフレームの[フレーム毎に連番で書き出す]機能にて[全フレームを同じサイズで書き出す]オプションをオフにした場合に正常に書き出されない不具合を修正いたしました。
  • EDGE2からヘルプを起動し、検索欄でキー入力が正常に行えない場合がある(EDGE2のショートカットが効いてしまう)不具合を修正しました。
  • フルカラーの画像に対して、[同色範囲の塗りつぶし]ツールのグラデーションをオンにし、「相対グラデーション」をオフにした状態で塗りつぶしを行うと不正終了してしまう不具合を修正いたしました。
  • 環境設定で[ペン先を表示する]をオンにし、かつ編集単位をオンにした状態で[長方形]ツール/[楕円]ツールで描画を行うとペン先のゴミが残ってしまう不具合を修正いたしました。
  • [レイヤ]メニュー→[外観の色]の選択肢がレイヤウィンドウ内のメニュー内容より少ない不具合を修正いたしました(ページ系も同様の修正を行いました)。
  • [キャンバスの大きさ]画面や[拡大縮小]画面で[縦横の比率を保持]にチェックを入れた場合の計算結果が期待値と異なる不具合を修正いたしました。

今まで使用していた

のメールアドレスですが、利用を停止いたします。

Webサイト下部の「お問い合わせ」などはすべて新しいメールアドレスに変更済みですが、
一部古いドキュメントやソフトウェア上から直接メールを送信する際に旧メールアドレスが使われていることがあります。
旧メールアドレスは確認が出来なくなりますので改めて「お問い合わせ」クリックをお願いいたします。

twitterのDMも開放しておりますので、そちらでもお問い合わせはお受けいたします。
https://twitter.com/takabosoft

移行時期は少しトラブル等起こるかもしれません。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

EDGE2 Ver.1.15をリリースいたしました。
今回も主に細かな要望対応と不具合修正になります。

ダウンロードはこちらからどうぞ。
https://takabosoft.com/edge2

変更点一覧

  • 以下のエクスポート機能において、アニメーションGIF書き出し時に倍率を指定できるようにしました(SNS等へ投稿する際にご活用ください)。
    ページフレーム、レイヤフレーム、キャプチャフレーム、キャプチャグループフレーム
  • 64bitOS上で使用可能なメモリ上限値を2GB→4GBに変更しました。
  • 編集レイヤー、編集ページ、編集パレットの名前をステータスバーに併記するようにいたしました。
    仕様変更になりますが、もし旧方式の方が良いという方がいらっしゃいましたら、切り替えられるようにすることも検討いたしますのでご連絡ください。
  • [レイヤー毎に連番で書き出す]際、ファイル名部分に連番ではなくレイヤー名を使用するオプションを追加しました。
  • 編集ウィンドウ内における「ホイール」「Ctrl+ホイール」操作の動作を「拡大縮小」「スクロール」から選べるようにしました。
    [環境設定]-[マウス操作(2)]で設定できます。
  • 描画ツールの中ボタンで色を拾うオプションが選べるようになりました。
    [環境設定]-[マウス操作(1)]の[中クリック]で設定できます。
  • 編集ページ切り替え時に、編集レイヤー(インデックス)を引き継ぐモードを用意いたしました。
    [環境設定]の[編集 (2)]から切り替えられます。
  • 1ドット単位でスクロールするコマンドを追加いたしました。
    [ウィンドウ]メニューの[スクロール]内にあります。
  • 塗りつぶしツールのオプションバーにある「判別レイヤ」を、メニュー項目へ用意いたしました。
    編集メニュー→ツールオプション→判別レイヤ以下に配置されています。
    ショートカットキーに割り当てたり、ツールバーに配置したりしてお使いください。
  • 同じエクスポート系の機能を呼び出した場合、ファイルダイアログのデフォルトパスには前回実行時の出力パスが再利用されますが、この機能を無効化できるようにしました。
    [環境設定]-[全般]の[同じエクスポート機能を使う場合、前回の出力先パスをデフォルトにする]をオフにしてください。
  • 環境設定で[起動時に前回のエディットツールを復元する]がオンになっており、スプレーツールを選択した状態で終了すると、次回以降起動時に不正終了する不具合を修正いたしました。
  • メニューを表示した状態でキャンバスを左クリックすると、意図しない場所から直線が描画される不具合を修正いたしました。

EDGE2 Ver.1.14をリリースいたしました。
今回も主に細かな要望対応と不具合修正になります。

ダウンロードはこちらからどうぞ。
https://takabosoft.com/edge2

変更点一覧

  • 編集エリアでのみ、マウスの中ボタンドラッグでスクロールが出来るようにしました。
  • 下部の[ウィンドウバー]のボタンをドラッグで順番を入れ替えられるようにしました。
  • 32bitPNGなどを読み込むときに出る合成方法の選択肢に「アルファ値を削除」を追加しました。
    24bit画像を透過PNGで書き出した画像(=32bitPNG)はこちらの方法で読み込んで頂ければ完全に復元されます。
  • 編集ページ変更機能として「アニメーションフレームとして使用している次/前のページ」のようなコマンドを追加しました。
    [ページ]メニュー→[編集ページ変更]以下にありますので、ショートカットキーを割り当ててお使いください。
  • ページオニオンスキン機能のオプションとして、未使用のページをスキップする機能を追加いたしました。
    例えば[前のページを表示]していた状態で前のページのアニメーションフレーム設定が未使用だった場合、もう一つ前のページが表示されます。
    オニオンスキンポップアップメニュー内の[未使用ページをスキップ]をオンにすると動作が変わります。
    [前のページを表示]、[次のページを表示]、[前と次のページを表示]、[前後指定枚数のページを表示]の4つの機能で動作します。
  • カラーパレットのグリッド色を変更できるようにしました。
    カラーパレットの[表示]メニュー→[グリッドの色]から変更できます。
  • カラーパレットの描画色/背景色を囲う赤・青の色を変更できるようにしました。
    カラーパレットの[表示]メニュー→[描画色・背景色の枠色]から変更できます。
  • 他の画像(EDGE2で開いている画像)の色を描画色へ反映する機能を追加しました。
    カラーパレットの[編集]メニュー→[他の画像の色を描画色へ反映]から実行できます。
    256色以下の画像からのみ実行できます(「他の画像」はフルカラーにも対応しています)。
  • ポジションウィンドウの余白の色を変更できるようにしました。
    ポジションウィンドウの[表示]メニュー→[余白の色]から変更できます。
  • [自由曲線]ツールを使ってドラッグした場合、線幅が1でも太くなってしまう場合があります。そういった場所を判定して自動で削除する機能を実装しました。
    オプションバーの[角の削除]チェックボックスにて切り替えられます。
  • ファイルダイアログにて、例えばファイル名の末尾などに[1, 2, 10, 20]といったファイルあると、[1, 10, 2, 20]という順番で表示されていましたが、エクスプローラーと同じように、[1, 2, 10, 20]と言った順番でソートするようにしました。
  • 右クリックメニューが出るタイミングはマウスボタンダウン時ですが、アップ時に変更出来るようにしました。
    現在は画像編集ウィンドウのみ対応しています。
    環境設定の「マウス操作(2)」から設定できます。
    右クリックが誤爆する事がある方はオンにしてみてください。
  • キャプチャアニメーションフレームの連番書き出し機能のみ、24ビット画像の出力に対応いたしました。
    256色以下のみの画像で構成されるフレームは今まで通り256色で出力されます。
    256色を越える画像で構成されるフレームは24ビットとして出力されます(ただし透明・加算・減算は今まで通り未対応)。
  • [直線]ツールなどの[アンチエイリアス]機能を有効にした時など、ペン幅やペン効果は変更出来なくなりますが、メニューからは変更できてしまっていた不具合を修正いたしました。
  • 「等倍と相互に切り替え」機能を使うとポジションウィンドウ内の枠が正しい位置にならない場合がある不具合を修正いたしました。

EDGE2 Ver.1.13をリリースいたしました。
今回も細かな要望対応と不具合修正がメインです。

ダウンロードはこちらからどうぞ。
https://takabosoft.com/edge2

変更点一覧

  • パレットのセルサイズを変えられるようにしました。
    [環境設定]の[カラーパレット]から変更できます。
  • ペン効果が[色番号を足す]になっている場合はマウス右クリック時に[色番号を引く]に切り替えるといった動作を優先的に行うようにしました。
    デフォルトでオンとなります。設定をオフにするには、[環境設定]→[マウス操作 (2)]をご覧ください。
  • ペン効果/範囲効果の各選択肢をメニューへ用意いたしました。
    [編集]メニュー→[ツールオプション]→[ペン効果/範囲効果]に配置されています。ショートカットキーなどを割り当ててお使いください。
  • 同名レイヤ(全ページ内の同名レイヤ)を一括して可視/不可視にする機能を用意いたしました。
    レイヤの右クリックメニューなどから実行できます。
  • 選択範囲を1ドット拡張/縮小する機能を用意いたしました。
    [選択範囲]メニュー→[範囲の変更]内に有りますので、ショートカットキーを割り当ててお使いください。
  • [キャプチャフレーム表示先調節]画面または[グループフレーム表示先調節]画面において、複数のパーツを編集単位ONの状態でドラッグすると、パーツごとに編集単位が効いてしまい、パーツの間隔がおかしくなってしまうため、パーツ全体で編集単位が効くように仕様を変更いたしました。
    もし仕様変更で問題があるようでしたら、切り替えられるようにいたしますので、お手数ですがご連絡くださいませ。
  • Vista以降、画像ウィンドウの幅が最小になるとタイトルバードラッグによる移動操作が困難なため、ウィンドウ幅に下限を設けました。
    下限値は[環境設定]の[ウィンドウ (2)]から変更できます。
  • アニメーションフレームウィンドウなどがアクティブな状態でメインウィンドウへマウスオーバーすると自動的にメインウィンドウがアクティブになりますが、この機能を無効にできるようにしました。
    [環境設定]の[ウィンドウ (2)]から変更できます。
  • [キャプチャフレーム/パーツ表示先調節]ウィンドウと[グループパーツ/フレーム表示先調節]ウィンドウで[Crtl+Z][Ctrl+Y]キーによるアンドゥ・リドゥを可能にしました。
  • [キャプチャフレーム]の[フレームを1枚に並べて書き出す]機能において、全てのパーツが透過かつ同じ背景色が設定されている場合に限り、画像自体を透過して書き出すようにしました。
  • Ctrl+ホイールで表示倍率を変更できますが、各種ブラウザや大手画像編集ソフトなどと向きが逆だったため、ホイール↑回転で拡大するように仕様を変更いたしました。
  • 32bit画像読み込み時に表示される処理の中に、紫色と合成する選択肢を追加しました。
  • マウスカーソルと選択範囲の当たり判定をドット単位へ切り替えることができるようになりました。
    [環境設定]画面の[マウス操作]より設定できます。
    なお、ドット単位へ切り替えますと、マウス操作による選択範囲の拡大縮小機能は利用できなくなります。
  • ツールバーカスタマイズで設置できる「編集ウィンドウ(コンボボックス)」を利用している際、場合によってコンボボックスが未選択になってしまう事がある不具合を修正いたしました。
  • [キャプチャグループフレーム]および[キャプチャフレーム]のリスト部分において、値入力状態からマウスクリックで他のセルをクリックした時に、そのセルのクリック処理が行われていなかった症状を改善いたしました。
  • [色相・輝度・彩度 補正]画面などのスライダーサイズを大きく調整しました。

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