Ver.1.39でのみ、[曲線のカスタマイズ]画面で式を入力すると不正終了する不具合が見つかりまして、修正版をアップしておきます。

ダウンロードはこちらからどうぞ↓
https://takabosoft.com/domino

Domino Ver.1.39をリリースいたしました。
今回も主に細々とした要望対応です。
また何か副作用や間違い等ありましたら、wikiへご連絡ください。

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https://takabosoft.com/domino

いくつか新機能とその使い方をご紹介したいと思います。

スケールとコードの扱いを拡張

ピアノロールへスケール・コードを表示する際、スケールは今まではメジャー・マイナーの2種類しか扱っていませんでしたが、他の種類も選べるようにしました。
scale00

また、自由に編集できるようにもしておきました。
scale01

さて、小節毎にスケールやコード情報をコメントのような形で曲に保存しておきたい、という要望が以前ありまして、今回のバージョンではそういった事も出来るようにしておきました。

[編集]メニューの[スケール]または[コード]を選びます。
scale02

一覧画面が表示されますので、[追加]ボタンを押して小節とスケールまたはコードを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
この設定は複数設定することができます。
scale03

こうすることで、ピアノロールのヘッダーにスケールまたはコードが表記されます。
scale04
ちなみに、調号は( ) スケールは < > コードは [ ] に囲まれて表示されます。

曲としてスケール・コードを登録した場合は、この情報を元にピアノロールへスケール・コードを表示させることもできます。

[ピアノロールにスケール/コードを表示]画面において、[演奏データのスケール(またはコード)を参照する]を選んでください。
scale05

ピアノロールに反映されます。
scale06

小節毎にスケール・コードの表示を変えたい場合は、上記の方法で行ってください。

※ 今回のバージョンでも調号とコードは連携しません。

複数チャンネルを一度にリアルタイム録音

MIDI-INデバイスは4つまで設定できますが、リアルタイム録音はすべて同じトラックに対して記録されていました。
これを、デバイス・チャンネル毎に別々のトラックへ記録できるようにしました。

例えば「ギタ次郎」(今も売ってるのかな?)のような、MIDIギターから入力を行う際は弦毎に別々のチャンネルとして入力がありますが、これをそのまま各トラックに割り振って録音出来るようになりました。

複数チャンネル録音を行うには、[リアルタイム録音]画面の録音モードを[複数チャンネル]にし、[設定]ボタンをクリックします。
rec00

振り分け設定画面が表示されますので、[追加]ボタンを押し、どの入力を、どのトラックへ記録するかを設定してください。
この振り分け設定は複数設定できます。
rec01

あとは、録音を開始すれば、設定したとおりに録音されます。

※ 複数チャンネル録音中は音が鳴りませんが、これは仕様です。

S字曲線の入力

イベントグラフにおいて、S字曲線を入力する事が出来るようになりました。
curve

この曲線を使うと、始点と終点をゆっくりと繋げることができます。

イベントグラフの内容を、直接タイプして変更

イベントグラフへ表示する内容を切り替える方法は

  • コンボボックスをクリックしてツリーから選ぶ
  • コンボボックスの右に並んでいるボタンから選ぶ
  • イベントリストのイベントを選んだ状態で[イベントグラフペイン1で表示]コマンドを実行する

・・・といったものがありますが、新たに直接キーボードからCC#や名前を入力して表示を切り替えられるようにしました。

コンボボックスを右クリックすると、入力モードになります。
eg00

CC番号または名前を入力します(一部でもOKです)
eg01
(この検索ルールはイベントリスト上のCCイベントのEvent列でキーボード入力を行った際と同じです。)

エンターキーを押すと確定します。
eg02

タイムストレッチ機能

タイムストレッチ機能は、選択範囲に含まれるイベントの時間(間隔・Gate)を変更する機能です。

タイムストレッチを行うには、行いたい範囲を選択した状態で、[イベント]メニューの[タイムストレッチ]を実行します。
stretch00

新しい長さをMeas:Tick(Meas:Beat:Tick)または倍率で指定して[OK]ボタンをクリックします。
stretch01

タイムストレッチが行われました。
stretch02

MIDI-OUTの設定をdmsファイルへ保存

基本的にDominoはMIDI-OUTの設定を固定して使うように作られていますが、曲毎に設定を変える必要がある場合、毎回MIDI-OUTの設定を行うのは面倒です。

そこで、MIDI-OUTの設定情報をdmsファイルへ一緒に保存しておけるようにしました。

MIDI-OUTの設定情報を保存するには、[曲のプロパティ]画面を表示させ、[現在のMIDI-OUT設定をファイルへ保存する]をクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
midiout00

こうして保存されたdmsファイルを開こうとすると、設定を復元する必要がある場合に限り、次のようなメッセージが表示されます。
midiout01

[はい]をクリックするとMIDI-OUT設定が復元されます。

テンポの変更手段を追加

ツールバー上のテンポ表示欄へマウスカーソルを合わせてホイールを上下に動かすことで、テンポを桁毎に変更できるようにしました。
tempo00

ここで変更されるテンポイベントは、現在の演奏位置が影響を受けているテンポイベントです。
例えば、10小節目と20小節目にテンポイベントがあり、演奏位置が15小節の時にホイール操作でテンポを変更すると、10小節目にあるテンポイベントが変更されます。

また、ツールバー上のテンポ表示欄を左ダブルクリックすることで、該当するテンポイベントを表示させることも出来ます。

ループマーカーと選択範囲の優先度を切り替え

今までは、ループマーカーと選択範囲が両方存在する状態でループ再生を行うと、選択範囲が優先されてきました。
loop00

ただ、状況によってはループマーカーを優先させたい事もあります。
そういった場合は、[演奏]メニューの[ループ]→[選択範囲優先]をオフにすれば、ループマーカーが優先されるようになります。

loop01

変更点一覧

  • スケールとコードを演奏データとして入力できるようにしました。
    [編集]メニューの[スケール]または[コード]から指定できます。
  • [ピアノロールにスケール/コードを表示]機能を改良しました。
    スケールの種類を増やしました。
    カスタムモードを追加し、自由に色を塗ることが出来るようになりました。
    演奏データとして入力されたスケールまたはコードをピアノロールへ表示するモードを追加しました。 これにより、小節ごとに異なるスケールまたはコードを表示出来るようになりました。
    (調号とコードの連携は行っていません。)

  • [リアルタイム録音]画面で複数チャンネルを一度に録音できるようにしました。
    デバイス・チャンネルごとに記録するトラックを指定することができます。
    [リアルタイム録音]画面の[録音モード]を[複数チャンネル]にし、[設定]ボタンを押すと振り分け設定が行えます。
    複数チャンネル録音中は、入力に対して音が出ませんが、仕様です。
  • イベントグラフの曲線に[S字曲線]を追加しました。 この曲線を使うと、始点と終点を滑らかに繋げることができます。
  • イベントグラフの切り替えコンボボックス部分で右クリックをしたら、直接文字を入力してコントロールチェンジマクロを検索出来るようにしました。
    ルールはイベントリストと同じで、数値を入力するとCCMIDとして解釈され、文字列を入力するとCCM名として解釈されます。
  • [タイムストレッチ]機能を実装しました。
    [イベント]メニューの[タイムストレッチ]から実行できます。
  • ツールバー上のテンポ表示欄をマウスホイールで値補正(桁ごと)、ダブルクリックで該当イベントへフォーカス移動させるようにしました。
  • MIDI-OUTの設定をdmsファイルへ保存出来るようにしました。
    MIDI-OUTの設定を曲ごとに変える方はこちらの機能を使っていただくと便利かと思います。
    [曲のプロパティ]画面で、現在のMIDI-OUT設定を保存することができます。
    設定が保存されたファイルを開く際、環境設定のMIDI-OUT設定と、ファイル内のMIDI-OUT設定が異なる場合は、「復元しますか?」と問い合わせた上で設定を復元します。
  • [拍子]の設定時に分母32を選べるようにしました。
  • リアルタイム録音画面で、テンポ(%)を記憶するようにしました。
  • イベントリストの配色に「背景灰色モード」を追加しました。
    [環境設定]画面の[イベントリスト (1)]から設定できます。
  • ピアノロールにフォーカスがある状態でノートと同じタイミングにプログラムチェンジを挿入した場合は、をノートより前に挿入されるようにしました(CCと同じ挙動にしました)。
  • 数式で関数log, exp, sqrtを使えるようにしました。
  • 曲線式で変数ymin, ymaxが使えるようになりました。これらを使うとCCのValue値が取りうる範囲(最小値・最大値)を参照する事ができます。
  • SMFを読み込んだときに、分解能に合わせてトラックのデフォルトGateを変えるようにしました。
  • ループ再生を行う際、ループマーカーと選択範囲とどちらを優先するかを切り替えられるようにしました。
    [演奏]メニュー→[ループ]→[選択範囲優先]のオン/オフで選択範囲優先/ループマーカ優先を切り替えられます。
  • [プログラムチェンジイベントのプロパティ]画面において、画面に表示されているキーボード上をマウスで左にドラッグしていくと、Note#=0未満になっても音が出るバグを修正しました。
  • 演奏中にトラックリスト画面のウィンドウサイズを小さくしていくと落ちる不具合を修正しました。
  • 曲線式において「xf^5」というような変数をべき乗する式が動いていなかったバグを修正しました。
    また、既存の曲線プリセット式を、すべて書き替えました(べき乗を使ったりして)。

  • [選択範囲へ曲線・直線を入力]画面で式が保存されていなかったので、OK時には保存するようにしました。
  • SMF書き出しの際、ノートが重複していた時のメッセージをもう少し解りやすくしました。
  • イベントリストでValueなどを入力中、他にフォーカスが移ったら入力ボックスを閉じるようにしました。
  • トラックリストの青い線の上に演奏線が来ると反転して黄色になりますが、見にくいため赤くなるようにしました。
  • [ベロシティコンプレッサ]の入力/出力ゲインの演算方法を[加算]か[掛け算]かを選べるようにしました。

WaveInMonitor(ウェブ・イン・モニタ) Ver.1.00をリリースいたしました。
これは、ラインイン等から入ってきた音声データをそのままスピーカー等へ出力するだけのソフトです。

Edge3

普通はOSのドライバが音声をミックスする機能を提供してくれているのですが、
ごく一部の環境(私が使っているDELLのVista環境)では、ラインインからの音をミックスして出力する機能が付いていません。

※なお、最新のサウンドドライバや、音声の設定を変える事によって、
 ラインインの音が出るようになる場合もありますので、
 お困りの方はそちらの方も一度ご確認ください。

特に、mp3なんかの音楽データを外部音源を使って耳コピしたい・・・なんて場合、ミックスされないと致命傷です。
(しかもわざわざサウンドカードを新調したり、ミキサーを買ってくるまでも無い依頼だったりすると困りものです)

そんなわけで、そういった限られた環境・状況においてしか役に立たないソフトではありますが、公開しておきますので、もし同じ状態に陥られた方はご利用ください。

対応OS:WinXP/Vista/7

(118 KB)

※ちなみに作りきったあとで、DirectXのサンプルにほぼ同じものを見つけた時は(´・ω・`)ショボーンでした。

だいぶ前からアルファー版のまま放置されていたTwinicoの正式版を出しておきたいと思います。
(特に機能は変わっていません。)

過去記事:
https://takabosoft.com/20090922215243.html
https://takabosoft.com/20090923223753.html

Twinico(ツウィニコ)はツイッターのタイムラインをニコニコ動画のように表示するツールです。

似たようなWebサービスやソフトはいくつかありますが、Twinicoはデスクトップ上(画面上の最前面)へ文字を表示するため、他のソフトで作業をしながらでもタイムラインを眺めることができます。

Edge8

オプションで、文字の上下位置を調節したり、特定のキーワードを含むつぶやきに色を付けたりすることも可能です。

Edge11

※眺める専用なので、つぶやき投稿など一般的なクライアントソフトが持つ機能は一切ありません。
※常駐アプリになっていまして、1分に1度情報を取得しています。
※起動時には、直近の20ステータスから取得を開始します。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

対応OS:Win2000/XP/Vista/7

(128 KB)

だいぶ前からベータ版のまま放置されていたMidiKeyUtilityの正式版をリリースしておきたいと思います。
MidiKeyUtilityはMIDIキーボード・MIDIコントローラ等の入力をPCのキーボードの入力へ変換するソフトです。

例えばMIDIキーボードの鍵盤の一番低い音を弾いたらDominoの演奏開始・停止を行う、なんて事もできます。
(この場合、MIDIキーボードの特定のノートオンをスペースキーへ変換する事で実現できます。)

※ただし、例えば1つのMIDIキーボードをDominoとMidiKeyUtilityと両方で使いたい場合、MIDIドライバによっては同時に使えない場合があります。

使い方は簡単で、起動すると変換テーブル設定画面が表示されますので、使うMIDI-INデバイスを設定した後、変換テーブルを組んでください。
Edge9

変換テーブルの追加では以下のような画面が表示されます。
Edge10

直接ここでMIDIキーボードから入力したり、PCのキーボードでキーを入力すれば、その入力情報がここへ反映されます。

変換後はキーボード入力の他にもアプリをアクティブにするという事もできます。
(この場合、すでに起動しているアプリをアクティブにするという機能になります。)

あとは、ウインドウを最小化すればタスクトレイに収まりますので、その状態で使ってみてください。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

対応OS:Win2000/XP/Vista/7

(127 KB)

なお、一部のゲーム等のキーボード入力へはうまく変換できない事も確認していますが、未調査です。

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